蘭は見た目ほど難しくありません。エキゾチックで異星のような花を見ると、キットは大変そうだと思いがちです。そんなことはありません。大きな花びらは、花の絵のなかでもとくに失敗しにくい形のひとつです。難しいのは中心部だけ。その扱い方さえわかれば、蘭は描いていていちばん達成感のある花になります。
キットの選び方も含めて、全体の流れをご案内します。
自分で描いてみませんか?
お手持ちの写真を番号つきキャンバスにします($19.95から)。写真から下絵を起こし、色に合わせて絵の具を調合して、筆と一緒にキットをお届けします。
既成のデザインから選ぶこともできます。
- Vibrant Petals 数字油絵プレミアムキット ($19.95から)
- Galactic Petals 数字油絵プレミアムキット ($19.95から)
- One with Nature 数字油絵プレミアムキット ($19.95から)
花びらが見た目より簡単な理由
蘭の花びらは広くてなめらかで、バラのように細かく重なったひだと格闘する必要はなく、ゆるやかなグラデーションが続きます。番号のついた区画は大きく、色の変化も控えめです。ほとんどが白からやわらかなピンクや黄緑へ移るだけなので、コントラストで間違える心配が少なくなります。蘭のキットは多くが24〜36色で、そのうちかなりの数が白に近い色です。ポットの中ではどれも同じに見えるのに、キャンバスに置くと全然違って見えます。筆を浸すときは、目ではなく番号を信じてください。
ユリやハスを描いたことがあれば、蘭の花びらもなじみやすいはずです。初めての花でも、蘭は十分よいスタートになります。フラワー&ボタニカルコレクションには、一本の茎のデザインも複数の花のデザインもあり、入門には一本の茎のほうがやさしめです。
難しいのは中心部だけ
蘭ののど、つまりフリル状の中心部には、小さな番号の区画がすべて集まっています。斑点、色の移り変わり、濃いマゼンタから黄色へのぼかし。硬貨ほどの広さに、小さな区画が十数個ぎゅっと詰まっていることもあります。ここだけは根気が要ります。
扱いやすくするコツは二つです。まず、中心部は一番最後に塗ります。大きな花びらをすべて塗り終えて乾いてからにすれば、細かい部分に濡れた絵の具を引きずる心配がありません。次に、キットでいちばん細い筆を使い、下地がしっかり乾いてから斑点をのせます。
斑点の描き方
蘭ののどの点やそばかすは、線を引くのではなく、点を置いて描きます。いちばん細い筆の先だけに絵の具をつけ、完全に乾いた下地にまっすぐ垂直に触れさせます。引きずるとにじんでしまいますが、点で置けばくっきりしたそばかすになります。ゆっくり進めて、筆に絵の具をつけすぎないようにしましょう。一回浸して打てる点は三つか四つです。
こうした細かい作業の感覚は、このあと描くどんな細密なキットにも役立ちます。小さな区画でつまずくなら、にじませずに小さな区画を塗るコツのガイドが、まさに蘭の中心部のために書かれたような内容です。
サイズと所要時間
蘭には40x50cmのキャンバスがおすすめです。それより小さいと、斑点のある中心部が本当につらくなります。40x50cmなら、一本の茎の蘭で約9〜14時間。大半は花びらで、細かい中心部が最後にゆっくり満足感のある一、二時間を足します。三、四輪の花がつく枝の蘭は、中心部の作業を何度も繰り返すため、16〜20時間ほどになります。
エキゾチックに見せる色
蘭に高級でエキゾチックな雰囲気を与えるのはコントラストです。淡い花びらと、あざやかなマゼンタと黄色の中心との対比が決め手になります。仕上がった蘭がどこか物足りなければ、ほとんどの場合、中心部の描き込み不足が原因です。のどのいちばん濃いマゼンタと、いちばん明るい黄色をしっかり効かせましょう。人の目が向かうのはそこです。この二色が一緒になるとなぜこれほど強く映えるのかは、色彩理論の基本を読めばわかります。
飾る場所
完成した蘭は上品でモダンな印象で、ほかの花の絵よりも洗練された雰囲気になります。すっきりした花びらは、現代的なリビングやオフィス、洗面所によく合います。細い白か黒のフレームに入れれば、ブティックで見かけるような仕上がりです。センスのよい方への贈り物にもぴったりで、斑点のある中心部に込めた手間をわかってくれる人に喜ばれます。そんな理由で、ギフトキットの仲間にもよく合います。
フラワー&ボタニカルコレクションから蘭を選んで、中心部は最後に回し、引きずらずに点を置く。この習慣ひとつで、いちばん怖そうに見える花が、壁に飾るなかでも指折りの見ごたえのある一枚になります。
よくあるご質問
蘭の数字油絵キットは難しいですか?
蘭は中級レベルです。花びらは大きくて失敗しにくい一方、花ののどには斑点や色の変化がある小さな番号の区画が多く集まっています。中心部をゆっくり進めれば、あとは簡単です。
蘭のキットには何色入っていますか?
蘭のキットの多くは24〜36色のアクリル絵の具ポットが入っています。増えた色は、花びらの輝きを生むやわらかなピンク、白、黄緑をカバーしています。
蘭の中心部の斑点はどう描けばいいですか?
キットでいちばん細い筆の先だけに絵の具をつけ、引かずに点を置きます。先に下地の色を完全に乾かしておくと、点がにじまず、くっきり残ります。
蘭にはどのキャンバスサイズが向いていますか?
40x50cmのキャンバスなら、細かい中心部も描ける大きさになります。それより小さいと、のどの小さな番号が目を凝らさないと読めなくなります。
























