何時間も集中して数字に色を合わせ、ひと筆ずつ絵を作り、印刷されたキャンバスから作品が現れるのを見守ってきました。最後の区画を塗り終え、最後の筆を洗い、今、完成した数字油絵を眺めています。次に何をするかによって、その作品が壁のアートとして魅力を十分に発揮するか、壁に立て掛けられたままほこりをかぶるかが決まります。
適切に仕上げて額装すると、完成した数字油絵のキャンバスは、趣味の作品から、来客がギャラリーで買ったと思うようなプロらしいアートへと変わります。このガイドでは、最後のひと筆から、取り付けて飾り、眺めて楽しめる傑作になるまでの各手順を紹介します。
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額装の前に:欠かせない仕上げの手順
完全に乾かす時間
この段階では待つことが大切です。アクリル絵の具は1時間以内に触って乾いているように感じても、塗った厚さや周囲の湿度によって、完全に硬化するまで24〜48時間かかります。早く扱いすぎると、細部がこすれたり、指紋が付いたり、額装の材料に絵の具が移ったりします。ほこりが少なく風通しのよい場所に置き、完全に硬化するまでは触りたい気持ちを抑えましょう。
手直しする箇所の確認
絵の具が完全に乾いたら、明るい場所でキャンバスを確認します。下の数字が透けて見える区画、塗りむらのある場所、隣の区画にはみ出して色が重なった部分がないか探しましょう。先の細い筆と該当する色の絵の具で、いずれも直せます。この段階での小さな手直しが、完成時の見栄えを大きく変えます。
異なる色が接する境界には、特に注意を払いましょう。色の区画の境界がくっきり整っていると、洗練されたプロのような見た目になります。細い筆を使い、手を安定させて描けば、粗かったり曖昧だったりする境界を整えられます。
ニスを塗る
ニス塗りは、完成した絵の見栄えを高めるためにできる、最も効果の大きい工程です。透明のアクリルニスには、複数の役割があります。
- 紫外線からの保護:何か月、何年も日光にさらされることで生じる色あせを防ぎます。
- 表面の統一:絵の具は色によって、乾いたときの光沢が少し異なることがあります。ニスを塗ると、キャンバス全体の表面の仕上がりがそろいます。
- 色を引き立てる:ニスが色に深みと豊かさを加え、絵をより鮮やかで本格的に見せます。
- 物理的な保護:ほこりや湿気、うっかり触れることから守る膜を作ります。
ニスの仕上がりを選ぶ
ニスには3種類の仕上がりがあり、どれを選ぶかで絵の印象が変わります。
- つやあり:光を反射する輝く表面になり、色の鮮やかさを最大限に引き出します。豊かで彩度の高い色を使った絵に最適です。欠点は直接照明による反射で、見る角度によっては絵の一部が見えにくくなることがあります。
- つや消し:反射しない表面になり、柔らかく現代的な印象を与えます。光の反射は完全になくなりますが、明るい色が少し控えめに見えることがあります。モダンなインテリアやミニマルな装飾に適しています。
- 半つや:両者の中間です。穏やかな光沢が、強い反射を生まずに色を引き立てます。最も汎用性が高く、ほぼどんな展示環境にも合います。
ニスの塗り方
ニス専用の、幅広で毛の柔らかい筆を使います。キャンバス上を一定方向に進め、薄く均一に塗りましょう。何度も筆を往復させると気泡や筋ができるので避けます。通常4〜6時間かけて各層を完全に乾かし、必要なら2回目を塗ります。厚塗りを1回するより、薄塗りを2回重ねるほうがよい仕上がりになります。
ほこりのない環境で作業し、湿度が極端に高い日のニス塗りは避けてください。湿気でニスが白く濁ることがあります。暖かく乾燥していて、換気のよい部屋が理想です。
額装の選択肢
木枠張りキャンバス:額なしでも飾れる
数字油絵のキャンバスがすでに木枠に張られているなら、額を使わずに飾ることもできます。この現代的な飾り方はモダンなインテリアによく合い、額の縁を加えることなく、絵だけを見せられます。
額なしで最もすっきり見せるには、キャンバスの側面も塗りましょう。色の模様が続くように側面を丁寧に塗って絵柄を延ばす方法と、側面を単色で塗る方法があります。黒なら印象が強まり、輪郭が引き締まります。白ならすっきりしたギャラリー風になります。絵の中から選んだ色なら、さりげなく統一感のある縁になります。
伝統的な額
キャンバスの縁に少しかぶさる、伝統的な額装は、最も見慣れた絵の飾り方です。選ぶ額の素材や色によって、クラシックから現代的なものまで、どんなインテリアにも合わせられます。
- 木製の額:オーク、ウォールナット、パインなどの天然木の色合いは、風景や自然の場面、暖色系の絵に合います。黒やエスプレッソ色に着色した木製の額は、幅広い作品に使えます。
- 金属製の額:黒・銀・金の細いアルミやスチールの額は、モダンな印象を加え、特に抽象画や幾何学的なデザインによく合います。
- 装飾的な額:細かな彫刻や金箔を施した額は、静物画、肖像画、伝統的な風景画などの古典的な題材に合います。存在感があり、絵の価値を大きく高めて見せることができます。
フローティングフレーム
フローティングフレームは、木枠張りキャンバス専用に設計されています。キャンバスの縁と額の間に見える隙間を作り、絵が額の中に浮いているような印象を与えます。この現代的なスタイルは、キャンバスの立体感を強調し、高級なギャラリーのような雰囲気を加えます。
フローティングフレームでは、キャンバスを所定の深さに収める必要があるため、購入前に木枠の寸法を測りましょう。標準的な数字油絵キャンバスの多くは、一般的なフローティングフレームの奥行きに合います。
自分で額装するか、専門店に頼むか
インテリアショップや手芸店の既製品の額は、手頃な価格でよい品質のものが手に入ります。わずかな寸法の違いでも収まりが悪くなるため、購入前にキャンバスの正確なサイズを確認してください。40x50cmや50x65cmなどの標準サイズなら、市販の額を見つけるのは簡単です。
額装専門店では、オーダーサイズ、上質な素材、専門家による取り付けを選べます。費用は高くなりますが、オーダーメイドの作品や特に自慢の絵には、専門店での額装を検討する価値があります。その絵に合う額のスタイルやマット、ガラスの種類についても相談できます。
壁への取り付けと飾り方
適切な場所を選ぶ
絵は、目に留まり、楽しんで眺められる場所に飾りましょう。リビング、廊下、寝室、自宅の仕事部屋などが人気です。場所を選ぶときは、次の点を考慮してください。
- 光:ニスで保護していても、直射日光は時間とともに色あせを起こすことがあるので避けます。間接的な自然光や調整できる照明のある場所なら、紫外線による傷みのリスクなく絵を引き立てられます。
- 高さ:絵の中心は、おおよそ目の高さに合わせます。通常は床から145〜155センチです。家具の上なら、額の下端が家具の天板から15〜25センチ上になるよう調整します。
- 背景:主張の少ない壁の色は、絵の色を引き立てます。鮮やかな絵は、視線を奪い合う細かな柄の壁紙や強い色の壁を背景に飾るのを避けましょう。
吊り下げ金具
2キログラム未満のキャンバスなら、壁の中心にくぎか粘着フックを1つ付ければ十分です。重い額装作品には、壁用アンカーを2つ間隔を空けて使い、安定させて水平を保ちます。額の裏のDリング金具にワイヤーを取り付けると、水平になるよう簡単に調整できます。
吊り下げ位置に印を付けるときは、必ず水平器を使いましょう。壁に掛けるとわずかな傾きも目立ち、丁寧に目指してきたプロのような見栄えを損なってしまいます。
コレクションを作る
額装した数字油絵が1枚あれば、会話のきっかけになります。コレクションになれば、あなたらしさや大切にしているものを来客に伝える、自分だけのギャラリーになります。作品が増えたら、壁の上でどう組み合わせるか考えてみましょう。すべての額装をそろえると、題材や作風が違っていても、ギャラリーのような統一感が生まれます。
Artistry By Numbersの2点購入で1点無料なら、お得にコレクションを作れます。テーマや色が互いに合う3点、5点、7点のシリーズを計画してみましょう。2点購入するごとにキットが1点無料になるので、費用を大きく抑えられます。
初めて完成させたキャンバスでも20枚目でも、飾り方に手をかけることは、制作に注いだ時間と注意を大切にすることです。きちんと額装して適切に飾った数字油絵は、何気なく見る人には市販のアートと見分けが付きません。そして、市販のアートにはない、自分で作ったという物語が込められています。
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